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高知県精神保健福祉協会会長就任のご挨拶 數井裕光(かずい ひろあき) 

令和2年5月1日に、明神和弘先生の後任として、高知県精神保健福祉協会会長に就任いたしました。高知県精神保健福祉協会は、昭和31年4月1日に設立され、これまでに、精神障害に関する正しい知識の普及啓発、精神保健、医療、福祉に関わるスタッフへの研修、スポーツ大会・文化交流会などを通した当事者の社会参加促進、精神保健に関する調査研究、社会復帰施設運営支援などの幅広い活動を、高知県の中核となって実践してきた歴史ある組織です。そのまとめ役の責務は重大で、私に出来るかどうか不安もありますが、皆様にご指導、ご支援をいただきながら務めて参りたいと思っております。

簡単に自己紹介をさせていただきます。私は兵庫県神戸市の出身で、平成元年に鳥取大学医学部を卒業し、大阪大学神経科精神科に入局しました。阪大病院神経科精神科で1年間、兵庫医科大学病院救命救急センターで10か月間の臨床研修を受けた後、平成3年に大阪大学大学院医学系研究科(精神医学)に入学しました。大学院では、私たちの脳の中で、情報がどのように伝達され、記憶ができるのかなどを患者さんの協力を得て研究しました。大学院修了後は兵庫県の精神科中核単科病院、兵庫県立病院精神科で診療と臨床研究の経験を積み、平成14年に阪大病院神経科精神科に異動となりました。その後、平成29年末まで阪大病院で診療、教育、研究を続けておりましたが、平成30年1月1日に高知大学医学部神経精神科学講座に参りました。

高知県に赴任して約2年半が経ちましたが、この間、高知県内の様々な地域に参り、医療、福祉、精神保健、行政に関わる多くの方のお話しをお伺いし、ご要望もいただきました。最も多いご要望は医師派遣でしたので、高知県内で働く精神科医を増やすことを考え、そのための活動をしっかりと行いたいと思っています。精神科医が増えることによって、高知県精神保健福祉協会の様々な活動が促進されると思います。特に若い医師は、組織を活性化させますので、若い医師が様々な協会活動に参画するような仕組みも作りたいと思っております。また医師だけでなく、福祉、精神保健、行政に関わる若者、女性の提案も積極的にとりいれたいと思っております。
明神先生、先輩の諸先生方、幹部、役員、そして会員の皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。



令和元年度高知県精神保健福祉協会活動計画  会長 明神 和弘

 平成の時代が終わり年号も令和と改まり新しい時代が始まりました。昭和、平成と私達の生活は経済的には多少なりとも裕福になり便利にもなりましたが、その一方で何か大きなものを失ってきたように思います。裕福で便利な生活でありながらどこか物足りない、幸福感のない、何か不安定な思いを抱いているのは私だけではないように思います。理解できない大きな事件が続けて起こっているのも、そうした不安定な思いに関係しているのかもしれません。令和という時代が経済的な豊かさや生活の利便性を追求するだけではなく、心豊かに生きられる時代になることを願っています。

 令和元年度の高知県精神保健福祉協会の活動計画をご報告いたします。広報委員会では例年通り「高知精神保健」を年3回発行。ホームページも最近ではアクセス数が増加し、SNSとの連動を検討します。
 大会実行委員会では再び「認知症」を題材としました。今回は認知症にどうやって取り組んでいくのかをテーマとし「認知症!ちからを合わせて 力を抜いて」~困った人は放っておけない!高知家の底力~をタイトルにしています。講師は、北海道の砂川市立病院副院長・認知症疾患医療センター長の内海久美子先生。その後シンポジウム「高知の底力」を行います。日程は令和元年10月9日?、県民文化ホールが工事中のため高知市文化プラザかるぽーとで開催します。   
 総合福祉委員会では卓球大会を令和元年6月18日?、バリアフリーフェスティバルを9月25日?に高知県民体育館にて行います。バリアフリーフェスティバルは老若男女問わず参加できるとのことで、各病院や各施設から多くの参加希望があり人気があるようです。第23回文化交流会は12月4日?に高知県立美術館ホールにて行います。個人で参加のできるのど自慢大会も加わったためか、こちらも参加者が多くなっています。
 調査研究委員会では、高知大学医学部神経精神科学教室講師 上村直人先生が中心となり「高知県の教育現場におけるネット依存に関する教職員意識調査」をテーマに現在調査を行っています。
 研修委員会では「第22回精神保健福祉従事者リフレッシュ研修」を9月から5回に分けて行います。
 基金管理運営委員会では、障害福祉サービス事業所等に貸付事業を行っておりますが、現在は利用が少なくなってきており、今後利用について考えていきたいと思います。
 最後にあり方委員会では、この先、精神保健福祉協会はどうあるべきかを模索していますが、予算なども厳しくこれといった方向性がまだ見出せていないようです。何とか県民の皆様のお役に立てるような協会作りを行っていきたいと考えていますので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。



平成30年度活動計画    高知県精神保健福祉協会会長 明神 和弘

 ここ数年、地震のことばかり書いているように思います。先だっても大阪で大きな地震が起こり、多くの方が被災されました。本当にお気の毒に思います。心からお見舞い申し上げます。こうして次から次へと地震がおこるのを目の当たりにしますと、次は南海トラフ地震ではないかと心配になってきます。30年以内に75%の確率で起こると言われており、きたるべき時のためにどのように取り組むべきかを真剣に考えていかなければいけないと思われます。
 高知県精神保健福祉協会では、4月に行われました総会で私が引き続いて会長を勤めさせていただくことになりました。皆様の協力を得ながら何とか頑張って勤めていきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
 さて、平成30年度の協会の活動計画がまとまりましたので報告させていただきます。
 広報委員会ではこれまでと同じく「高知精神保健」を年3回(6.9.3月)に発行します。これまでのとおり、高知県精神保健福祉大会や文化交流会、スポーツ大会なども取り上げますが、テーマを持った紙面つくりを心がけていきたいと思っています。ホームページの充実にも心がけ、少しずつではありますがアクセスの数も増えてきています。
 大会実行委員会では今年は「地域で支える子どもの育ち」~高知家の発達障害支援の課題~といったテーマで発達障害とその支援をとりあげてみました。発達障害に関しては、近年ますます増加しており、大きな社会問題となってきています。大人の発達障害も問題になってきていますが、多くは子どもの頃からその傾向は認められており、今回は子どもに焦点をあててみることにいたしました。講師はNPO法人ライフ・スタイルサポートみえ理事長、前三重県立小児心療センターあすなろ学園園長の西田寿美先生です。先生の多くの経験をとおして、今回のテーマに関するお話を聞かせていただけるのではないかと期待しています。講演の後は「高知県の現状と課題」といったテーマでシンポジウムが行われる予定です。大会日程は平成30年10月24日(水)13:00~16:30で例年どおり、高知県民文化ホール(グリーン)で開催いたします。
 総合福祉委員会では卓球大会を平成30年6月19日(火)高知県民体育館にて、第3回バリアフリーフェスティバルを平成30年10月10日(水)に高知県民体育館にて、第22回文化交流会を平成31年2月27日(水)に高知県民文化ホール(グリーン)にて行います。バリアフリーフェスティバルは、一昨年、昨年と参加者も増えてきており盛り上がりをみせているようで、引き続き今年度も行いたいと考えています。文化交流会はここ数年参加する施設や病院が減ってきていたようですが、昨年少し趣向を変えて個人部門のカラオケを始めたところ、参加者も増えたようで嬉しく思っています。
 調査研究委員会は2年ほど休んでおりましたが、今年度からまた復活することになりました。委員長は高知大学医学部神経精神科学教室・講師の上村先生になっていただき「高知県の教育現場におけるネット依存に関する教職員への意識調査」をテーマに調査研究を進めていただきます。期間は2年となっています。
 研修委員会では「第21回精神保健福祉従事者リフレッシュ研修」を平成30年9月~12月にかけて4回行う予定です。また「地域での研修会及び交流会」を平成30年11月頃中土佐町で行いたいと考えています。
 基金管理運営委員会では、社会復帰施設に貸付事業を行っています。借入金の限度額は200万円で償還期限は1年以内、無利子で貸付を行っています。例年多くの施設に利用していただいていましたが、なぜか昨年度はどこからも申請がありませんでした。困っていなければそれは良いことですが、もし必要になれば遠慮なく申し込んでいただければと思います。
 最後にあり方委員会では、これからの精神保健福祉協会のあり方を検討中です。県民の皆様のお役に立てるような協会を作っていきたいと考えております。皆様方もご意見等ありましたら協会ホームページなどで、遠慮なく申し出ていただければありがたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。

平成29年度活動計画    高知県精神保健福祉協会会長 明神 和弘


 九州では昨年は熊本地震がありその復興もままならないうちに先日の大雨による水害に見舞われ大変な惨事となっています。被害に遭われた皆様方はさぞ辛い思いをされているのではないかと、こころよりお見舞い申し上げます。一刻も早く復興し穏やかに過ごせる日々が戻ってくることを祈っています。
 さて、平成29年度の高知県精神保健福祉協会の活動計画がまとまりましたのでご報告いたします。
 広報委員会では例年通り『高知精神保健』を年3回(6.9.3月)発行いたします。特集記事として、精神保健福祉大会関連、スポーツ大会(卓球大会)、文化交流会、バリアフリーフェスティバル関連、そして今年愛媛県で開催される国体でのトライアル競技となり、来年からは正式種目になると思われる「障害者フットサル」(高知は香川と徳島のチームを破り出場が決定しています)なども取り上げていく予定となっています。またホームページのPDFの写真をカラーにしてより充実したものにしようと考えています。
 大会実行委員会では、“認知症”をテーマに選びました。4年前にも認知症を取り上げましたが、今年は少し違った視点から認知症を見てみる予定です。『「あなたもできる認知症予防」~脳のアンチエイジング~』がテーマです。認知症にならないためにはといった話になるのではないかと思っています。講師はテレビにも良く出演されている鳥取大学医学部保健衛生学科生体制御学講座環境保健学分野教授:浦上克也先生です。その後、認知症の『地域での取り組み』というテーマでシンポジウムが行われる予定です。大会日程は平成29年10月11日(水)13:00~16:00で、例年通り高知県民文化ホール(グリーンホール)で開催いたします。
 総合福祉委員会では卓球大会を平成29年6月20日(火)高知県民体育館にて、文化交流会は平成30年2月27日(火)高知県民文化ホール(グリーンホール)にて行います。昨年参加チームが少なかったため中止となったソフトボール大会の代わりとして行ったバリアフリーフェスティバルは、各病院や施設から多くの皆様が参加され好評でしたので今年も引き続き行いたいと思っており、平成29年9月29日(金)高知県民体育館で開催予定です。
 調査研究委員会は昨年に引き続き休会とさせていただいています。取り上げてみたい研究課題が見つかれば開催していきたいと考えています。
 研修委員会では「第20回精神保健福祉従事者リフレッシュ研修」を開催いたします。日程は平成29年8月~12月で、3回に分けて行う予定です。また「地域での研修および交流会」を平成29年11月頃、中芸地区(田野町)で開催する検討をしています。
 基金運営委員会では、今年も社会復帰施設への貸付事業を行います。借入金の限度額は200万円で償還期限は1年以内、無利子で貸付いたします。必要に応じて利用して頂ければと思っております。
 こうして活動計画を見てみますと、毎年毎年ほとんど同じ内容で変化がなく何かしなければという思いもあって精神保健福祉協会の『あり方検討委員会』を立ち上げました。委員でよく検討し、時代に応じた県民の皆様方のお役にたてるような協会を作っていければと思っていますので、どうかご支援宜しくお願いいたします。


平成28年度活動計画    高知県精神保健福祉協会会長 明神 和弘


 4月に発生した熊本地震には私達も驚かされましたが、地震に関する専門家の方々も予想をしていなかったようで、改めて地震の恐ろしさを思い知らされたように思います。東日本大震災と比較すれば津波の被害がなかったのですが、それでも多くの方々が亡くなられ、被災されました。いまだに仮設住宅で暮らし自宅に戻れない方々も多くいらっしゃいます。本当にお気の毒です。心よりお見舞い申し上げます。
 高知県精神保健福祉協会では4月末に行われた総会で、私が引き続き会長を勤めさせていただくことになりました。不安はありますが、会員の皆様にご協力いただきながら頑張っていきたいと思いますので宜しくお願いいたします。
 さて、平成28年度の高知県精神保健福祉協会の活動計画がまとまりましたのでご報告いたします。
 広報委員会では例年どおり『高知精神保健』を年3回発行いたします。特集記事としては、精神保健福祉大会関連記事、文化交流会、スポーツ大会、新しく企画しているバリアフリーフェスティバルなどを取り上げていく予定です。またホームページの充実にも力を入れていきたいと思っています。
 大会実行委員会では、今年は「うつ病とリワーク」~就労と再生の支援~をテーマに選びました。皆様もご存知のように、うつ病は日本だけでなく世界的な問題でもあり、その経済的な損失は2020年には、他の疾患を抑えて第一位になると予想されています。うつ病が良くなり、そして再び働けるようになることは、本人や家族だけでなく我国にとっても大切な課題だと思われます。当日は、札幌で精神しょうがい者のリワークに力を入れて診察を続けていらっしゃる、大通公園メンタルクリニックの山田秀世先生にご講演いただき、その後、高知県内で精神障害者のリワークに携わっている関係者3名を交えシンポジウムを予定しています。大会日程は平成28年10月19日(水)13:00~16:00で例年通り高知県民文化ホール(グリーン)で行います。
 総合福祉委員会では卓球大会、文化交流会は例年どおり行う予定です。卓球大会は平成28年6月21日(火)高知県民体育館にて、文化交流会は平成29年2月21日(火)高知県民文化ホール(グリーンホール)にて行います。例年行われておりましたソフトボール大会は昨年で終了となりました。その代わりに今年からは新企画として、バリアフリーフェスティバルを体力だけではなく、知力や時の運なども含まれた老若男女が楽しめるバラエティーに富んだプログラムとして、平成28年9月30日(金)に高知県民体育館で行う予定です。
 調査研究委員会ではテーマが見つからず本年度は中止とさせていただきました。 
 研修委員会では「第19回精神保健福祉従事者リフレッシュ研修」を開催いたします。日程は平成28年8月~12月で月1回計5回の予定です。また「地域研修」を平成28年11月1日(水)日高村にて行う予定です。
 基金運営委員会では、例年どおり社会復帰施設への貸付事業を行います。借入金の限度額は200万円で償還期限は1年以内、無利子で貸付いたします。必要に応じて利用して頂ければと思っております。
 以上が大体の活動計画ですが、これからも県民の皆様方にアドバイスをいただきながら協会の活動を行っていきたいと思っていますのでご支援宜しくお願いいたします。


平成27年度活動計画    明神 和弘


 国会では、安保関連法案の是非を巡って連日与野党の話しあいが続いています。頑丈な堤防も小さな割れ目から崩壊に至ることもあり、そんな事態が起こらないため平和な日本を維持する事ができるよう慎重に考えて結論を出して欲しいと願っております。
 さて、平成27年度の高知県精神保健福祉協会の活動計画がまとまりましたのでご報告致します。
 広報委員会では例年通り『高知精神保健』を年3回(6.9.3月)に発行致します。昨年度は認知症に関しての報告が多かったように思いますが、今年は障がい者のバレーボールや最近人気があるフットサル(高知県でもチームができております)など、スポーツに関する話題を取り上げたいと思っております。例年行われておりました精神保健福祉大会座談会は今年は行わず、大会内容を含めたお知らせを新聞に掲載させて頂く予定としております。
 大会実行委員会では、高知県の生んだ偉大な精神科医:森田正馬先生の森田療法を取り上げました。「ありのままに心に届く森田療法」という演題で、東京慈恵医科大学精神医学講座教授の中山和彦先生にご講演頂き、その後に「今をどう生きるか」をテーマにシンポジウムを行います。大会日程は平成27年10月20日(火)13:00~16:00で、例年通り高知県民文化ホール(グリーンホール)で行います。
 総合福祉委員会では例年通り、卓球大会・ソフトボール大会・文化交流会を行います。卓球大会は平成27年6月23日(火)高知県民体育館にて、ソフトボール大会は平成27年10月8日(木)春野総合運動公園にて行います。このソフトボール大会は年々参加チームが少なくなっており今回の第60回をもって終了となります。記念すべき大会となるため各病院・施設などチームを作り、より多くのチームに参加していただき最後の大会を盛り上げたいと考えております。文化交流会は本年度第19回となり高知県民文化ホール(グリーン)にて行います。
 調査研究委員会では、高知大学の上村先生を中心として研究課題「軽度認知障害(MCI)に見られる発達障害の有病率に関する調査研究」が昨年10月からスタートしております。平成28年2月頃には調査結果が出る予定になっております。 
 研修委員会では「第18回精神保健福祉従事者リフレッシュ研修」を開催致します。平成27年9月~12月まで5回開催の予定です。また「地域での研修会及び交流会」を平成27年11月に土佐市において行う予定です。
 基金運営委員会では、例年通り社会復帰施設への貸付事業を行います。借入金の限度額は200万円で償還期限は1年以内、融資利率は無利子となっております。必要に応じて利用して頂ければと思っております。
 以上が大体の活動計画ですが、県民の皆様方にご意見、ご感想をいただきながらより充実した活動を展開していきたいと思っております。今後もご支援宜しくお願いいたします。


就任挨拶と平成26年度活動計画 明神 和弘


 昨年1年、井上新平会長の代行を務めさせていただきましたが、今年新たに会長にとのご指名を受け、お引き受けすることとなりました。責任重大ですので私に出来るかどうかはなはだ不安ではありますが、皆様にご協力をいただきながらなんとか務めてまいりたいと思っております。
 日本は国内外の問題で揺れに揺れております。その影響かどうかはわかりませんが私達の精神的なバランスも少し不安定となってきているように思われます。
 高知県精神保健福祉協会は高知県民皆様の“心の健康”“心の豊かな生活”を支えるべく、県とも協力しあって活動しております。問題も大きくまだまだ十分な活動が出来ているとは言えませんが、少しでも皆様方のお役に立てるように頑張っていきたいと思っておりますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

 平成26年度の協会の活動計画がまとまりましたのでご報告いたします。
 広報委員会では例年通り、高知精神保健を年3回(7・9・3月)に発行し精神保健福祉大会座談会を行います。ホームページに関しては、徐々にアクセスも増えてきております。メールアドレスを載せておりますので協会に関するご意見・ご感想などありましたら是非ご利用ください。
 大会実行委員会では『「認知症になっても高知家で」~おもてなしのこころで支え合う介護と医療~』という演題で第54回精神保健福祉大会を開催いたします。京都府立大学の成本迅先生と高知大学の上村直人先生のご講演と、「認知症になっても安心して暮らせる地域とは」のテーマで香美市役所の時久さんと同仁病院の横川さんにお話いただく予定となっております。日程は平成26年10月22日(水)13:00~16:30、高知県民文化ホール(グリーンホール)で開催されます。
 総合福祉委員会では卓球大会を平成26年6月24日(火)高知県民体育館にて、ソフトボール大会を平成26年10月7日(火)春野運動公園で、第18回文化交流会を平成27年2月14日(火)高知県民文化ホール(グリーンホール)にて開催いたします。
 調査研究委員会では、「高知県における認知症性疾患の未治療期間の検討」の研究が終了しました。今年度から高知大学の上村直人先生を中心とし、新たな治療計画が始まる予定です。研究課題を何にするかは平成26年9月までに決定することとなっております。
 研修委員会では、「第17回精神保健福祉従事者リフレッシュ研修」を開催いたします。平成26年8月から12月までの月1回、計5回行う予定です。また地域での研修会及び交流会を平成26年11月から12月上旬に香美市にて開催予定となっております。
 基金管理委員会では、例年通り社会復帰施設への貸付事業を行います。貸付の限度額は200万円で償還期限は1年以内、融資利率は無利子で行います。現在多くの施設が利用されております。
 これからも皆様方のご意見・ご感想など取り入れながら更に充実したものにしていきたいと考えております。今後もご支援宜しくお願いいたします。

平成25年度の協会の活動計画 明神 和弘


 長引く経済不況の問題や、尖閣諸島をめぐっての中国との対立、北朝鮮の核実験やミサイル問題、韓国との歴史認識での食い違いなどの外交問題、東日本大震災からの復興も遅れており原発事故は今でも(エネルギー問題も含めて)様々な問題が起きており解決の目途がたっていません。更に失業者の増加や若者の就職難まで数えればきりがないほど、今日本は多くの問題に直面しています。
 この様な状況にあっては先行きに不安を抱き、精神的に不安定になる人も多いのではないでしょうか。時に起こる凄惨な事件や自殺の増加なども、今日の状況と無関係とは言えないのかもしれません。
 だからこそ、現在から将来に向けて、精神を健康に保つ努力や活動が大事に思えてきます。
 さて、平成25年度の協会の活動計画が決定いたしましたのでお知らせいたします。
 広報部では「高知 精神保健」を年3回(6・9・3月)発行し、精神保健福祉大会座談会を行います。ホームページに関しては、デザインを変更し、より魅力的なものにしました。内容も、精神保健福祉に関する最新情報を掲載したり、バックナンバーをPDFファイルにて閲覧できるようにしたりと徐々に充実させております。是非、一度ご覧ください。
 大会実行委員会では「災害とコミュニティの創生~こころの絆~」というテーマで東日本大震災後に被災者の心のケアを実践されている、福島県の相馬広域こころのケア・センターの伏見保健師と廣田看護師、お二人のご講演と「私たちのコミュニティの創造」というシンポジウムを行います。こちらは県内関係者3名にシンポジストとして参加いただく予定です。
 総合福祉部では例年通り、卓球大会、ソフトボール大会、文化交流会を行います。卓球大会は6月25日に高知県民体育館で、ソフトボール大会は10月1日に春野総合運動公園で、文化交流会は平成26年2月25日に高知県民文化ホール(グリーンホール)で開催される予定です。
 調査研究部では昨年に引き続いて、「高知県における認知症性疾患の未治療期間の検討」を研究課題として取り組んでいきます。認知症の発症から治開開始までの時間や経路を調査し、早期発見と早期治療に役立つことを目標としております。
 研修委員会では、今年も平成25年8月から12月にかけて、「第16回精神保健福祉従事者リフレッシュ研修」を月1回のペースで計5回行います。11月には地域での研修会および交流会」を安芸市にて開催いたします。
 基金管理委員会では、例年通り社会復帰施設への貸付事業を行います。必要に応じ利用していただければと思います。借入金限度額は二百万円で償還期限は1年以内、融資利率は無利子で行います。
 これからも皆様のご協力を得て協会の活動を高めて行きたいと思っております。御支援よろしくお願いいたします。


平成24年度の協会の活動計画 井上新平


 東日本大震災から早くも1年以上が過ぎました。被災地では懸命の復旧活動が続いています。また原発事故に続いてエネルギー問題が全国的に波及し、高知県でも今夏の電力需要に応じられるのかといったことが問題になっています。たしかに暑い日々が続いていますが、これからのエネルギーのありかたについてしっかり考えていかなければならない時期ですし、そのことはこころの健康と無関係ではないようにも思います。

 さて、本年も定例総会と理事会で各事業部の活動計画が決まりましたので概略を紹介します。

 広報部では、機関紙「高知 精神保健」の発行と精神保健福祉大会に向けた座談会を行います。ホームページをより魅力的なものにするためにデザインを検討し、内容的には最新情報やアーカイブを盛り込んで充実を図る予定です。


 大会実行委員会は、10月24日に県大会を開きます。大会テーマは「音楽はこころのビタミン」で、岡山県環境保健センター所長の岸本寿男先生による特別講演と、県内の病院や施設で音楽療法を実践しておられるかたがたによるシンポジウムを予定しています。


 総合福祉部は、卓球大会、ソフトボール大会、文化交流会を持ちます。卓球大会はすでに終了しましたが、ソフトボール大会は10月2日(春野総合運動公園)、文化交流会は平成25年2月26日(県民文化ホール)で行われる予定です。


 調査研究部は、高知大学精神科の教員を中心に「高知県における認知症性疾患の未治療期間の検討」のテーマで取り組みます。認知症の発症から治療開始までの時間や経路を調査し、早期発見と早期治療に役立てることを目標にしています。


 研修委員会では、8月~12月に5回シリーズで「精神保健福祉従事者リフレッシュ研修」を行い、11月頃に四万十町で「地域での研修会及び交流会」を開催します。
 基金管理運営委員会は、これまで通り社会復帰施設への貸付事業を行います。借入限度額は2百万円で、償還期間は1年以内、融資利率は無利子です。


 

 本年も皆さま方のご支援をよろしくお願いいたします。



ご挨拶 (ホームページ開設にあたり)


会長 井上新平


 この度の高知県精神保健福祉協会のホームページ開設に際し、一言ご挨拶を申し上げます。

 高知県精神保健福祉協会は、県内の精神医療、精神保健、精神福祉にたずさわる個人や団体が集まり、それぞれの分野で、また県全体でこころの健康の増進をめざして活動する組織です。設立は昭和31年4月1日、現会員数は265名です。

 活動としましては、1)精神障害について県民に正しく理解していただくための普及啓発、2)精神保健、医療、福祉に関わるスタッフへの研修、3)スポーツ大会・文化交流会などを通して当事者の社会参加を促進、4)精神保健に関する専門的調査研究、5)社会復帰施設運営支援など幅広く行っています。特に社会復帰施設運営の支援については、融資限度額2百万円、償還期間1年以内、無利子の条件で多くの施設を支援し、県内のグループホームや通所事業所の増加に貢献しています。

 これらの活動は6つの事業部と特別委員会で実行され、各組織は専門職・行政職・教育職・当事者等の学際的なメンバーで運営されています。

 現代はこころの時代と言われ、同時にこころの健康に対する関心が非常に強くなっています。協会では、このような時代にこころの健康の向上にわずかでも貢献したいと考え活動しています。皆さまのご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。

2010年6月吉日 高知県精神保健福祉協会 会長 井上新平



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